紀北町中里の海山郷土資料館で、尾鷲市泉町の世古博久さんの写真展「月々の風情」が開かれている。ヤーヤ祭りの練りや雪の尾鷲港、犬山城と花火、横浜の夜景など県内外で撮影した18点が並んでいる。29日(日)まで。
尾鷲小や三木小、向井小、海野小で校長を務めた世古さんは、定年退職後に副センター長を務めた熊野古道センターの写真教室がきっかけでカメラを始め、同館で毎年作品展を開いて作品を披露している。
今年は季節の移ろいに着目し、四季折々の風景を中心に作品を選び、月順に作品を展示。冬は尾鷲港で雪と漁船を収めた「雪花舞う」、矢浜でヤーヤ祭りの練りを撮影した「4年ぶりのエネルギー」が目を引く。季節はめぐり、田植えが進む水田や、大きな口を開けている5羽のヒナ、熊野本宮大社の大鳥居の上に広がる天の川、犬山城の上に開く花火、じゅうたんのように広がる赤そばの花など、美しい風景を撮影した写真が並んでいる。
世古さんは「温暖化の影響なのか、季節の移ろいが変わってきたように感じられ、美しい日本の四季が失われそうな危機感さえ感じる。失われようとしている月々の風情が感じられる写真を集めてみたので、四季折々の風景や自然の美しさ、人間の営みを感じていただければ」と話している。
開館時間は午前9時から午後4時30分まで。月曜日と祝日は休館。