棒状のご当地グルメを楽しむ「尾鷲ＶＳ紀北　棒対決」が１５日（土）午前１０時３０分から午後１時３０分まで、尾鷲魚市場で開かれる。「おわせ棒」と「こだわりきほく棒」、それぞれ８事業者が趣向を凝らした棒グルメを出品して尾鷲、紀北で票数を競う。雨天決行。

 

　棒対決は「地域愛とプライドをかけた食対決」をテーマに、尾鷲市と紀北町の業者が８年前に始めたイベントで、回を重ねるごとに「くまの棒」や「きほう・みはま棒」が参加する東紀州グランプリに発展したものの、新型コロナウイルス感染拡大により足踏みを余儀なくされていた。

 

　７回目となる今回は、原点回帰で第２回以来の尾鷲、紀北にしぼった対決を行うことに。開催地のおわせ棒はマグロやカツオ、タイなど自慢の水産物を生かしたものや、みたらしやケーキなどスイーツも用意。対するこだわりきほく棒は、ローストビーフやチャーシュー、からあげ、カステラなどの品で挑む。

 

　本部に投票箱を用意して、商品１本を購入するごとにもらえる投票棒を尾鷲か紀北に投票してもらい、得票数を競う。棒グルメのほか、ソフトドリンやノンアルコールビールの販売もある。催しとして午前１１時からと午後０時３０分からキッズダンスチームによるパフォーマンスが行われる。

 

　主催者の、まちの駅ネットワーク尾鷲の村瀬晃健会長と、紀北町海・山こだわり市実行委員会の山口剛史委員長が４日に記者会見を開いてＰＲ。村瀬会長は「尾鷲と紀北はすごくいいライバルであり、仲間でもある関係。みなさんが楽しんで元気を出してもらえるイベントになるのが一番よい」、山口委員長は「久しぶりの開催で業者も燃えており、開催地が優勝するという流れを覆したい。いろんな店を知ってもらう機会でもあるので、多くの人に来てほしい」と来場を呼び掛けた。

 

 

   尾鷲ＶＳ紀北　棒対決