尾鷲市向井の三重県立熊野古道センター展示棟ロビーで特別企画「くまのみちを歩く 伊勢国から紀伊国」が行われている。熊野古道伊勢路のうち、伊勢から紀伊長島までの、おすすめの名所や四季折々の景観、石標や石仏、そして自然に働きかけてできた文化的景観を写真で紹介している。入場無料。26日(日)まで。
同センターは、田丸から熊野三山まで続く熊野古道伊勢路を紹介するハンドブック型の冊子「くまの・みち叢書」(B6判)を令和2年度から6年度にかけて毎年1冊刊行する企画を立て、現在は3冊目を執筆中。展示は令和2年度と3年度に発行した2冊から選んだ写真26点をA1判、A2判で紹介。
伊勢神宮の宇治橋、三瀬(宮川)の渡し、大平のツツジ山(大紀町)、大きなイチョウの木の側にある河内の観音・地蔵・庚申堂(南伊勢町)のほか、ツヅラト峠から長島のまちを見下ろした写真など、数年かけて撮りためたもののほか、江戸末期に刊行された西国三十三所名所図会に描かれている画と現在の景観を比較検討するパネルも設置している。
同センターは「熊野古道伊勢路の魅力と文化的景観を多くの地域住民に知っていただく機会になれば」と観覧を呼び掛けている。