内閣改造の度に、新閣僚の不祥事が追及され、スピード辞任に追い込まれるケースも珍しくない。政治家には、公正さと清廉さが人一倍求められる。政道は領地や人民を治めることだけでなく、処罰や仕置き、取り締まり、戒めといった意味も持つ。
国も自治体も、スケールの大小の違いはあるものの、政治家の役割は、利害の対立を調整し、社会のルールや資源を配分の決定に携わることに変わりはない。市町こそ、身近な問題や実情に沿った細やかな対応が求められる。
紀北町議選に向けて、立候補予定者に話を聞く機会がある。町の課題や訴えたいことを尋ねると、現職も新人もすらすらと持論が出てくる。もちろん主張の是非はあるが、それこそ選挙で町民が見定めるべきだろう。
紀北町に限った話ではないが、人口減少は止まらず、人件費と物価は高騰して予算の削減は難しい。行政を監視し、政策を形成する力を持つ議会が重要。立候補予定者の政道はどうか、理解されるために言葉を尽くすよう、準備に努めてほしい。
(R)
