9月13日に向け練習開始
新宮市の三輪崎八幡神社例大祭(9月13日〈日〉斎行)を控え、祭りで獅子神楽や鯨踊りを奉納する三輪崎郷土芸能保存会(小西隆義会長)は25日、三輪崎青年会館で、祭典の安全と成功を願う修祓式を行った。式は練習開始となる8月25日に毎年行っている。神事には、熊野速玉大社の佐藤仁柚(ひとふみ)権禰宜(ごんねぎ)が出仕。多くの会員が出席する中、祝詞奏上に続いて清め祓いの儀で祭りに使う道具をお祓いし、玉串拝礼では小西会長をはじめ会員ら一人一人が玉串をささげた。
この日は神事のあと、簡単に獅子舞の動作を確認し、太鼓や笛も鳴らすなどした。本格的な練習は26日に開始し、日曜日を除いて祭りまで毎晩稽古を行う予定。
今年の天狗役(稚児)は、会員の谷岡翔さん(34)の息子・昴(すばる)さん(6)=三輪崎小1=が務める。谷岡さんは「妻が三輪崎出身で私も昨年入会させていただいた。伝統ある祭りに参加できることが光栄で、これからも継承していきたい。昴には子どもらしく元気にやってもらえれば」と話した。昨年の祭りを観覧した昴さんも「頑張りたい」と笑顔で答えた。
会長として2回目の祭りを迎える小西会長は「今年は9月13日の開催で、例年よりも練習期間が短いが、新人はおらず、中堅とベテランが多いのでみんなしっかりと仕上げてくれると思う。大勢の皆さんが毎年楽しみにしてくれているので、迫力のある鯨踊りと獅子舞を披露したい」と意気込みを語った。また、昨年は暑さのため、鯨踊り披露の際に初めて足袋をはいたことに触れ、「今年もまだまだ暑さが続いているので、練習から熱中症には十分気を付け、各自で体調管理をして本番に臨んでほしい」と会員らに呼び掛けた。
将来の保存会員育成などを目的に「子ども鯨踊り」を昨年初めて実施。今年も児童生徒の希望者を募り、すでに練習を開始している。
三輪崎八幡神社例大祭は、五穀豊穣(ほうじょう)や商売繁盛、航海安全などを願う祭り。当日は午前10時に本殿大前ノ儀を行ったあと、正午ごろから神輿(みこし)渡御を行う予定。神輿渡御では、恵比寿(えびす)、大黒天(だいこくてん)、二十四孝(にじゅうしこう)の3台の山車(だし)と共に区内を練り歩いた後、御旅所の三輪崎漁港前に到着。神事のあと、同保存会の獅子神楽や鯨踊りをはじめ、各団体の郷土芸能披露がある。
