三重県立熊野古道センター研究収蔵棟特別展示室で「画像資料に見る近代熊野地方の交通発達史~海の道、川の道、陸の道~」が開かれている。
近代の熊野地方の交通史にスポットを当てた企画展で、熊野学研究委員会の中瀬古友夫氏が収集した絵葉書や地図など73点とパネル19点を展示。江戸時代の廻船から長距離を快適に移動できるディーゼル船や熊野灘の浦々を結ぶ巡航船、紀勢本線の全通や国道42号矢ノ川峠の開通など、時代とともに移り変わった交通について紹介している。
当地方の関係では、日本初の旅客ロープウェイ「矢ノ川旅客索道」のパネルや、昭和9年の尾鷲駅開業で大台ケ原登山口としてにぎわった当時の尾鷲の絵地図「吉野熊野国立公園大台ケ原山登山口尾鷲港」と「南海仙境尾鷲」の複製、C11型SLにけん引される紀勢東線終点の三木里行普通列車や紀伊長島の機関区に並ぶSL、国鉄バス運行当時の矢ノ川峠からの眺望、峠の茶屋の写真、尾鷲駅でかつて販売されていた駅弁の包み紙、おわせサンポートくまのオレンジのパンフレット、昭和11年の矢ノ川峠(旧道)改修工事竣工絵葉書、熊野市絵地図(複製)や熊野市の旅館・観光パンフレットなどで、交通の歴史をたどっている。
会期は7月12日(日)までで、開場は午前10時~午後5時。会期中は無休。
17日に講演会
17日(日)午後1時30分から午後3時まで、映像ホールで「道ができると暮らしが変わるー近代熊野の交通発達をたどる」と題した中瀬古友夫氏による付属講演会を開催。
参加無料。定員は先着順に80人で、申し込みは同センター(0597-25-2666)まで。
