世界中に深刻な影響と混乱をもたらしている米国のイランへの軍事攻撃は、両国が2週間の停戦に合意した。道筋を開いただけでこの先は不透明。だがトランプ米大統領は「米国は完全な勝利を収めた」と粋がる。
トランプ氏の何が本当で何がうそなのか。もう考えたくもなくなった。そもそもなぜイランを攻撃したのか分からない。米国内でも「これが本当にアメリカファーストなのか」と反発する声が急速に広がっている。
ジョン・レノンがもし今生きていたら「ねえ、まだ争いを続けているの?」と悲しむだろう。彼はお金や権力より愛や想像力の方がずっと価値があると信じていた。
名曲『イマジン』で歌ったのは「国境なんてない、宗教の違いで殺し合うこともない。みんなが持ち物を分け合える世界を想像してごらん」という主張。今の世界はその真逆にある。
好きで人を傷つけ、争う人はこの世に誰一人としていないはず。なのに戦渦は絶えない。文明誕生の紀元前から人類がずっと抱え続けている最も悲しい矛盾である。
(N)
