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開館半年程度ずれこむ 尾鷲市教委 5月の再入札目指す

体育館と図書館

 尾鷲市議会行政常任委員会が14日開かれ、市教育委員会が体育文化会館の耐震工事と図書館との統合について、整備完了が半年程度遅れるとの見通しを報告した。昨年11月に実施した入札が、応札業者がおらず不調に終わったことを受けて。
 
 体育文化会館を耐震化した上で、2階構造とし、1階に図書館を移転し、2階部分にアリーナを設ける。設計事業者が一昨年12月に説明したところによると、地面に置いた箱の上部がアリーナの床面となる構造にする計画が進んでいる。
 
 昨年11月27日に、予定価格10億6935万4000円として入札を行う予定だったが、応札業者がいなかった。
 
 これを受けて市教委は、工事費をあらためて算出し再度入札することにしている。工事費は直近の実勢価格に対応できるようにするほか、客観性を持たせるため三重県建設技術センターに依頼して行う。
 
 3月議会に増額分を盛り込んだ補正予算を提出し、議決を受けたのち4月に業者への周知を図り、5月に入札を実施したい考え。工事期間は予定していた15か月間という計画を維持することにしている。本年度内の着手ができなくなったことから、当初令和9年4月に予定していた開館時期が、9年10月または11月にずれ込む。
 
 入札が不調になった原因は、急激に進む物価高、人手不足など。建設課の上村元樹参事は「有利な都市部の工事に集中している」と状況を説明。通常の状況より工事価格が高くなっているという。
 
 委員からは「次の入札で(再び)不調になることはないのか」との質問があり、世古基次生涯学習課長は「そうならないよう、実勢価格を(予定価格に)反映させたい。一日も早く実現できるよう手続きを進めたい」と答えた。どのくらいの増額が見込まれるかについて加藤千速市長は「見積もりを取るまで分からない」と答弁した。
 
 図書館は現在約7万5000冊の蔵書がある。新図書館は計19万冊の蔵書に対応する。世古生涯学習課長は、開架部分から図書を埋めていくとの基本方針を示し、3年程度で新たに2万冊の確保を進めたいとの考えを伝えた。委員からは、本の選定に希望する市民が関わる仕組みを求める意見が出た。
 
 
 

      1月15日の記事

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