プロ野球はセ・パともに優勝が決まり、ペナントレースも大詰めを迎えた。全日程終了後、日本一に向けたクライマックスシリーズが始まる。毎年この時期は、各チームが来年のチーム編成に向けた動きにシフトする。現役生活に終止符を打つ選手の花道を飾る引退試合もあり、中日の中田翔選手にはチームを超えてファンからの温かい声援が送られていた。
一方で、引退試合を実施してもらえる選手はほんの一握り。チームから戦力外通告を言い渡される選手の多くは静かにユニフォームを脱ぐ。各チームが支配下登録できる選手数は決まっており、毎年ドラフト会議で新たな選手を獲得することを考えれば、当然はじき出される選手もいる。厳しい世界だ。
新宮市出身の広島カープ・森浦大輔投手は今季途中からクローザーを任されるなど、シーズン通して安定した投球が光った。2日朝のスポーツ紙によると、来月行われる韓国との国際試合の日本代表「侍ジャパン」の一員に森浦投手が選ばれたと報じられていた。来春にはWBCが開催される。本戦での選出に向けてアピールしてほしい。
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