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紀南抄「お気に入りのジャンパー」

 小中学生の絵画展の審査があり、取材でお邪魔した。当地方を描いた力作揃(ぞろ)いで、芸術系が不得手な私も、美しい景色だな、おもしろい構図だな、などと感慨深く見学させていただいた。

 審査員の先生によると、最近は写生をする機会が激減しているという。風や気温、匂いなど現地で感じながら風景を描くのと、写真を見て描くのでは、臨場感や趣が違ってくるのだそう。

 私が小学生の頃は、首から画板をかけて市内各所に出掛け、真っ白い画用紙に鉛筆で下絵をスケッチした記憶がある。どこで何を描こうか考えながら友達とウロウロするのが非日常的な感じがして、ワクワクしたものである。

 図工の思い出をもう1つ。小学1年生の時、着ていたジャンパーの柄が素敵(すてき)だからと、みんなの前に立ってモデルをしたことがある。確か傘をさして長靴をはいたので、雨をイメージした人物画だったのだろう。人前に堂々と立つような性格ではなかったので、ものすごく恥ずかしかったが、先生はそれを配慮して選んでくれたのかもしれない。そしてそれは、お気に入りのジャンパーだった。

【織】

      9月13日の記事

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