県立高校入試の各学校の希望者数が15日に公表された。尾鷲高校の全日制は、普通科が定員70人に対し41人、プログレッシブコースが30人に対し16人、情報ビジネス科は30人に対し17人、システム工学科は30人に対し14人。いずれも〝定員割れ〟の状況。
県全体では1万240人の枠に1万817人が希望している。受験生はこれらを参考に、学力や将来の希望進路なども踏まえて実際に受験する学校やコースを決めることになる。
尾鷲高校を見ると、活性化が急務である。地域内にほかに高校がないこともあり、通常1クラス40人のところを35人あるいは30人にして募集しているが、実際の入学者が今回の希望程度なら、来年は1クラス減ということになりかねない。
自分が合格できる、できないということが最大の関心事だが、クラスが減ると先生が減り、授業やクラブ活動の選択の幅が狭くなってしまう。学校側の魅力発信の取り組みが第一だが、地域で尾鷲高校を盛り立てる必要がある。
(M)