2024年も残りわずか。毎年、明るいニュースを期待するが、なかなかにない。その中で、石伊雄太さんがプロ野球、中日ドラゴンズに入団するのはビッグニュース。3学年続けて、尾鷲市からのプロ入りで、人口規模と考えると快挙と言える。政令指定都市を除外すると、過去にない出来事なのでは。
若手を中心にスポーツ分野での活躍が目立つ。紀北町出身の水泳選手、廣下菜月さんは、もう少しでオリンピック出場だった。水泳と空手はこの地方のお家芸で、とくに空手は複数の団体の選手が全国レベルの活躍を見せる。
一方、社会経済情勢は落ち込みが続く。起爆剤にと期待されている大規模製材工場は今年、結局、形になる話が出るに至らなかった。関係者は「来年の早い時期によい報告ができれば」と語る。物価高が続く中、遅れるとさらに初期投資がかさむことになる。早い決着を望みたい。
「防災」が頭から離れることがない。今年は特にそうだったと思う。来年は災害のない、平和な年になることを願う。
(M)