新宮市と東牟婁郡の小中学生が合唱や合奏を発表する第72回郡市連合音楽会が13日、新宮市下本町の丹鶴ホールで始まった。初日は中学校の部を実施。各学校の生徒たちがそれぞれ、ステージ上から美しいハーモニーを響かせた。
東牟婁郡新宮市音楽教育研究会の主催により、毎年開催している。13日に中学校の部、14日に小学校の部を予定している。中学校の部は、緑丘中、城南中、光洋中、熊野川中、高田中、那智中、下里中、宇久井中、太地中、潮岬中、北山中、近大新宮中が参加。また、潮岬中、緑丘中、光洋中、近大新宮中の4校については吹奏楽部が参加し、合同での演奏を披露した。
開会にあたり、同研究会の竹本明央会長(三輪崎小学校校長)があいさつ。各校生徒たちに「近年ではスマートフォンやパソコン等で音楽に触れる機会が多くなり、自由に楽しめるようにはなりましたが、あくまでも個人の範囲でしかないと思っております。各校生徒の皆さんには、大勢で音楽を楽しむ機会でもある今日の音楽会を楽しんでもらいながら、発表に向けた練習の成果を見せてもらえれば幸いです」と話し、保護者をはじめとする観覧者へ感謝の言葉を伝えた。
発表は全員合唱に続き、学校ごとで順次ステージに上がり、合唱や合奏を行った。緑丘中は3年生による合唱「君は君のままでいい」「大丈夫(Movie edit)」を披露。壇上に立った生徒たちは指揮者の指示とピアノ演奏に合わせて歌い、これまでの練習の成果を披露した。
なお、14日の小学校の部は、同所で午前9時40分に開始。下里小、太田小、熊野川小、北山小、勝浦小、太地小、宇久井小、神倉小、王子ヶ浜小、三輪崎小の10校が参加する。