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小雨の中運動会、絆深める 矢口小

「感謝の気持ち込め」
 
 紀北町の小学校6校で26日、運動会が行われた。本年度で閉校となる矢口小学校では全校児童12人が練習の成果を発揮。保護者や地域住民も釣りゲームやリレーなどに取り組み、最後の運動会は大いに盛り上がった。

 運動会が始まった午前9時過ぎごろから小雨が降り始め、それぞれの学校がプログラムの順番を変更したり、会場を体育館に変更するなど対策を取りながら進めた。
 
 矢口小は、「全力・絆・協力 最後の運動会、感謝の気持ちを込めて」をスローガンに実施。万国旗が飾られたグラウンドで、保護者や住民が見守る中、児童が学校旗や手作りの応援旗を手に行進した後、鈴木優心君(4年)が指揮棒を振るい、校歌を高らかに歌った。
 
 児童を代表し、垣内未空さん(5年)が「みんなで一致団結し、楽しい運動会にしよう。一生懸命頑張るので、皆さん見ていてください」と呼び掛け。藪中一浩校長は「今日のために練習を頑張ってきて、みんなで一つのものを作り上げていくことのすばらしさを学んできた。絆とは、大切な人とのつながりのこと。チームの絆、家族の絆、地域の絆、そして矢口小にかかわるみんなの絆を深め、楽しい運動会になるよう頑張ろう」とあいさつした。
 
 児童は徒競走で全力疾走を披露。紅白チーム対抗のボールバトルや全校リレーは白熱し、保護者や住民から大きな声援と拍手を受けた。全員で勇壮にバチを振るって『鈴木主水の口説き唄』で和太鼓を演奏し、『南中ソーラン』を見事に踊った。宝釣りなどのPTA種目には住民も参加し、和気あいあいと楽しい雰囲気とした雰囲気で進んだ。
 
 雨のため、午後からは体育館に会場を移して実施。児童と家族が出場した「家族でGO!」という種目では、児童が手紙を読んで日ごろの感謝を伝えて、家族の絆を深めた。全員リレーは後日行うことにし、しめくくり再び『南中ソーラン』を踊ることになった。児童は気合の入った顔で踊り、大きな拍手が送られた。
 
 地元いきいきクラブ「長寿会」会長の尾上一徳さん(90)は「私自身もこの学校で6年間学んだ。学校がなくなるのは、やはりさびしい」と話しながら、元気な児童を見守っていた。
 

      10月26日の記事

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