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平穏無事な日常願い 「巳」の大絵馬完成

 田辺市本宮町の熊野本宮大社で23日、九鬼家隆宮司が来年に向けて干支(えと)の「巳(み)」の大絵馬を完成させた。
 
 大絵馬には毎年の干支を九鬼宮司が自ら描いている。7枚の絵馬は神門、南紀白浜空港、紀伊田辺駅、新宮駅、白浜駅、周参見駅、南方熊楠記念館に贈られる。大絵馬は神門と南紀白浜空港の2つ。南方熊楠記念館は扇絵馬。
 
 神門に飾る絵馬には、平和の象徴である折り鶴と共に、桜の花を背に前を見据える金蛇の姿、そのそばには「出発」の文字を宮司が揮毫(きごう)浄書した。現在の世界情勢を鑑み、世界中の人々が「平穏無事」な日常を過ごせるよう、また各々が巳のように脱皮を繰り返すことで成長し続けることができるよう願いを込めて書き上げた。
 
 南紀白浜空港に飾る大絵馬には、白浜の青い海を背景に、世界との調和を表す金環、その中央に復活と再生の象徴である白蛇を書き上げた。国内外から来る人々を安全にお迎えし、熊野の魅力に加え、熊野信仰の根底にあるお互いを認め合う和の心をも世界に発信できるよう願いが込められている。
 
 JR各駅に授与する絵馬には、それぞれの自治体が持つイメージを背景に、中央には天に向かって立ち上がり人々の平穏と世界平和を祈る白蛇の姿、そのそばには鉄道に関わる人々や乗客の皆さまが無事に過ごせるように祈りを込めて「平穏無事」と揮毫されている。
 
 南方熊楠記念館に授与する扇絵馬には、紀南の澄んだ海の色を背景にその中央には前を向いて立ち上がる白蛇が描かれている。
 
 今後11月中に神門以外の6か所へ寄贈を行い、神門には12月1日(日)の大しめ縄掛け替えに合わせて大絵馬も架け替える。

      10月23日の記事

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