令和6年度新宮秋まつり(新宮秋まつり開催運営委員会主催)が13日、新宮市の丹鶴ホールや中央通りで開催され、昼夜を通して会場には熱気が漂い活気づいた。主催者によると、創作踊りは昼の部に19団体約350人、夜の部に19団体約450人(重複あり)、お祭り新宮節は15団体約450人(創作の部との重複あり)が参加。会場には昼の部で約2000人、夜の部で約3000人が来場した。
昼の部の「創作踊り」は、丹鶴ホールと新宮駅前広場の両会場で実施。各出演団体がエネルギッシュな踊りを披露し、見物客は大きな拍手を送った。「お祭り新宮節」は今回から昼の部の丹鶴ホールに組み込まれた。熊野曼荼羅太鼓が土間の中央でスタンバイし、秋まつりおなじみの曲の演奏を始めると、舞台袖から1団体ずつ登場。そのまま反時計回りで熊野曼荼羅太鼓を囲うように輪をつくり踊った。
丹鶴ホールでの昼の部最後は、世界遺産登録20周年記念イベントとして、餅まきと菓子まきが行われ、大勢の人が集まりにぎわった。
中央通りでの「夜の部」は3会場で実施。冒頭、田岡実千年市長は「年に一度のこの秋まつりの舞台が、参加者と観客がともに楽しみ、心に残る一夜となることを願っている」。関康之会長は祭典運営に協力する関係者や近隣住民に感謝を伝えながら、「参加者には思う存分楽しんでもらいたい」、見物客には「素晴らしい演舞には大きな拍手をお願いします」とそれぞれ呼び掛けた。
市役所前の第2会場ではダンスコンテストの参加団体が熱のこもったパフォーマンスを披露。道路の両側の見物客らは、スマートフォンなどで写真や動画を撮影するなどしながら声援を送っていた。
全ての演舞終了後、コンテストの結果が発表され、1位が「PHAT DANCE STUDIO」、2位が「Team雅龍」、3位が「HAL CREW一般」だった。表彰式では、この日のゲストとして来場した当地方出身で、世界各地で活躍するモデルの萬波ユカさんがプレゼンターとなり、チーム代表者に記念の盾を手渡した。