中国南部の広東省深センで18日朝、日本人学校に登校していた10歳の男の子が、男に刃物で刺され、その後、死亡するという大変痛ましい事件が起こった。犯人の男は逮捕されたようだが、動機の解明などはこれから。
いくつかの報道を確認したが、男の国籍は書かれていない。おそらく中国人だと思われる。動機などの追及はこれからだが、反日教育の影響だとしたら、中国政府の責任は重い。
中国のネットユーザーが「わざわざ9月18日を狙った」という書き込みをしていたという。日中戦争へと続く満州事変の発端となった柳条湖事件が発生したのが1931年のこの日。当時なら、今回の事件を受けて一触即発の事態となっているだろう。
領土・領海問題は、おそらく理性的に解決することが不可能。ここ10年か20年で大きな話題となっている背景には、教育が対立をあおる事態が生み出されている可能性がある。
日本国内で「反中」思想が拡大しないためにも、中国にはしっかりと対応を取ってもらう必要がある。
(M)