• 9月は防災月間
    大切な「自助」と「共助」
  • クマ目撃情報
    紀北町で4日連続
  • 本日の新聞広告
  • 17時更新
    三重 東紀州ニュース
  • 17時更新
    和歌山 紀南地方ニュース
  • イベント情報

不連続線「燈籠祭が近づく」

 燈籠祭が近づくにつれ、昨年の盛況ぶりを思い返す。長島港の空と海に広がる花火をとらえた写真が評判を呼び、想定以上の人が集まり、一時的にオーバーツーリズムと似た状況になっていた、と考えている。

 燈籠祭は今回から臨時駐車場で清掃協力金を徴収することになった。町民には一世帯1台分の駐車券を配布しており、紀北町民の夏の楽しみの維持に努めている。

 コロナ禍で全国的にイベント開催に二の足を踏む中、長島は燈籠花火に年末港市と果断に動いてきた。状況次第では批判を受けかねない中で開催に突き進んでいた理由は、生まれ育った地域と伝統のため、これに尽きる。この長島の独立独歩の気風に根ざす燈籠祭が、コロナ禍で倦(う)んでいた人々の心を鮮烈に打ったのだと解釈している。

 先の清掃協力金が奏功するかは未知数で、おそらく今後の燈籠祭はオーバーツーリズムと付き合いながら行っていくことになる。実行委員も住民も苦労は多くなるが、今年もなんとか紀北町の夏の華をきれいに咲かせてほしい。

(R)

      7月19日の記事

      最新記事

      太平洋新聞 電子版 お申込み
      ご購読申し込み月は無料
      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      ニュースカレンダー

      速報記事をLINEでお知らせ 友だち追加

      お知らせ