高校球児たちの暑い夏が始まった。甲子園に向けての地方大会が各地で開催されており、連日盛り上がりをみせている。地元勢では、新宮・新翔連合チームが初戦を突破。和歌山県の夏の大会では、連合チームの勝利は初めてという。
勝った時にどちらの校歌を歌うのだろうと思っていたら、今回は新宮の校歌が流れた。次戦で勝利した際には、きっと新翔の校歌を聞かせてくれるのだろう。
校歌といえば近年、個性的でインパクトのある曲が話題になっている。愛知県にある至学館高校の「夢追人」。もともと校歌として作られたものではないので歌詞の中に校名はなく、Jポップ調の歌詞とメロディが世間をざわつかせた。
そして今回の和歌山大会。3年生10人のみの和歌山南陵が初戦を制し、6月に発表されたばかりというレゲエの新校歌が披露された。「イエイイエイ」で始まり、「一歩前へ」を繰り返すメッセージ性のある歌詞が印象的。ラップが続くので、いい年齢の大人たちには歌うのも難しそうだが、この珍しい校歌で広く校名を知ってもらうきっかけになると思う。
【織】