子育て用品のリサイクル活動「子育てめっけもん広場」が、尾鷲市福祉保健センターで開かれている。初日には開始時刻に合わせて親子連れがさっそく訪れ、子どもに合う服や必要なものなどを探していた。ちょうど、取材に向かうタイミングで、車のおもちゃを手に入り口の階段を下りていた親子がいた。「めっけもん」があったのだろう。
会場で「去年あったらよかったのに」という言葉が耳に入った。どの品物のことを言っていたかは分からないが、使う時期が短いものも多いと思う。年の近いきょうだいがいれば、いわゆる「おふる」「おさがり」などとして下の子が使うことになるだろうが、そうでない場合は、買うことになる。
「捨てる」のではなく「次に使い人を探す」というのは、エコと節約という2つの観点から時勢に合っている。このような取り組みは必要だが、預かった品物の保管が課題。より広く品物を受け入れるなら、市の空き施設などで品物を保管できないか。よりよい仕組みが構築できそうな気がする。
(M)