各方面で人手不足が深刻になっている。先だってゆうあいクラブ尾鷲と尾鷲市議会の意見交換で、中心市街地から離れた場所では、行事に参加するのに市のマイクロバスを使わせてほしいという要望も強く、移動手段がないことでクラブ運営が難しいということのほか、新しく会員になる人がいないこと、単位クラブの役員の成り手がないことが、単位クラブが減少しているとの話題があった。
役員の成り手がなく、組織としての活動ができないため解散する、という話はいろいろな任意団体で聞く。今、手弁当で熱心に取り組んでいる人が活動できなくなれば、という不安のある団体も多いと思う。
社会を支えている仕組みであっても「基本的にボランティア」ということも多い。善意で保たれていた制度が維持できなくなると、何かの仕組みを考えないといけない。
一地方だけの問題でなく、全国的な課題。個人の〝頑張りや善意〟に頼らなくても持続可能な仕組みが作られるよう、政治がしっかりしないといけない。
(M)