田辺市本宮町の本宮行政局1階ロビーで、同町内の本宮小学校、三里小学校、本宮中学校の各校で取り組んだ学習の記録が写真とともに紹介されている。
学校、地域、家庭の3者が一体となり、地域の特色を生かした教育を目指す「本宮地域学社融合協議会」の取り組みの一環。ロビー展はすっかり恒例となっており、学期ごとに年3回程度のペースで各校が更新。学校での活動を地域に紹介することにより、さまざまな場面で協力を受けやすくなるなど、つながりが深まる効果が生まれている。
現在展示しているのは、昨年度後半の学習が中心。本宮小は昨年10月に地域住民を招いて実施した「本宮つながりフェスタ」や、「大瀬の太鼓踊り保存会」から伝統芸能を教わった様子、木工体験や花植え活動などを紹介している。三里小は昨年11月に旧三里小校舎跡地で実施した「三里文化祭」を振り返り。熊野古道中辺路の発心門王子~熊野本宮大社を案内する「語り部ジュニア活動」の紹介では、写真に加え、ポイントごとに児童の音声案内が聞けるQRコードを添付している。本宮中は、文化祭、体育祭でのにぎわい、さらに古紙回収や道普請など地域での学習についても紹介している。
本宮教育事務所の担当者は「児童生徒たちの活動がよくわかる展示です。気軽に見ていただければ」と伝えている。