今年の夏もどうやら暑くなりそうだ。気象庁が5月から7月の3か月予報を発表。全国的に、気温が高くなる可能性が示されている。「地球温暖化や終息に向かうエルニーニョ現象の影響等により、全球で大気全体の温度がかなり高い」「日本の南で太平洋高気圧の西への張り出しが強く、日本付近には南から暖かく湿った空気が流れ込みやすい」と分析している。
昨年8月の尾鷲の平均気温は27.6度。平年より0.8度高かった。昨年秋から平均気温が2度ほど高い月が続いている。夜や明け方を含めて平均気温が30度に達するというようなことを考えると、今から気が滅入る。
熱中症で亡くなる人が多くなっていることを受けて、本年度から「熱中症特別警戒アラート」が発令されることになった。色での表現は大雨などの特別警報と同じ「黒」。発表の条件はとても厳しいが、発表された場合は「命にかかわる事態」との認識を持たなければならない。前日午後に発表されることになっている。夏本番になれば、留意が必要だ。
(M)