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不連続線「認識の共通化」

 いろいろなことを議論するには、その内容に対する共通認識が必要だ。そうでないと話が食い違い、議論が先に進まない。あるいは、誤解があるまま議論が行われ、後に大きな問題を引き起こす可能性がある。

 議会では、多くの場合、執行部が議員に対し逆質問することができない運用になっている。担当課長や職員がうまく説明して、認識を同じくして議論が進むこともあるが、議員が誤解あるいは理解不足のまま執行部を批判するような場面も見受けられる。

 程度の差はあれ、住民説明会などでも同じようなことがある。記者席で成り行きを見ていて「論点整理をしてほしい」と思うこともしばしば。

 政治においては、議論しているお互いだけが納得すればそれでよい、という話ではないことが多い。結果は施策として住民に届いてこその議論。

 反問権を取り入れるかどうか、議会によってはという話が出ているが、それはさておき、食い違いが感じられた場合、暫時休憩をして、認識を整理するという運営があってもいい。

(M)

      2月14日の記事

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