新型コロナウイルス感染症の患者が急増している。入院患者も増加が続いており、三重県は24日、医療機関に30床の病床確保を依頼。一見勝之知事が感染防止対策の徹底をあらためて呼び掛けた。
15日から21日の1週間の定点医療機関平均の感染者数は15.76人。昨年5月8日に感染法上の位置付けが5類になった後、徐々に感染者が増加し7月から8月に急増。その後11月中旬にかけて減少し、そこから増加している。伸び幅を見ると7月上旬より今回の方が大きくなっている。尾鷲保健所管内の増加率もピーク時水準。
去年の1月の状況を振り返ると、若者は軽症か症状がないことが多く、高齢者や基礎疾患のある人は重症化しやすい傾向があるとのことだったが、この手の情報を聞かなくなった。入院している人が増えているのは、引き続き注意が必要な病気ということだろうが、やはり危機感は薄れている。
インフルエンザの流行も続いている。かぜ予防も含めて、手洗いやうがい、しっかりした休養・睡眠と栄養を取ることに気を付けたい。
(M)