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不連続線「採決による決着」

 紀北町議会で広域ごみ処理施設建設計画からの脱退の是非を問うた結果、「脱退すべきではない」との意見が多数だった。長く意見が割れていたものの、今回で決着したと見ている。
 
 広域化を進めるべきという議員も「今の段階で抜けるのは他の市町に迷惑をかける」「炉のコンパクト化は議論していかなければならない」とも述べており、全員が積極的に賛成したとも言い難い。脱退を訴える議員も「広域に反対するわけではないが、不安な点も多く立ち止まるべき」という。
 
 多数決は民主主義の基本であるが、少数意見を切り捨てる最終手段という側面も持つ。組合や執行部は、今回参加する自治体の議会内で採決をとる事態に発展したこと自体を重く受け止めるべきである。
 
 広域化すれば建設費や運営費は削減できる。だが、環境問題や社会情勢への対応、建設予定地の近隣住民の理解、稼働や運搬の安全確保など議論していかなければならない課題は多い。5市町で足並みをそろえ、より良い施設にしていかなければならない。
 
(R)

      1月24日の記事

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