東紀州地域でも9日、10日に宮之上小、潮南中とインフルエンザによる学年閉鎖が出た。いよいよ、当地域でも流行が始まったよう。
年末年始に流行する印象があるが、県内では今シーズン、夏休み明けすぐの9月5日に学級(学年)閉鎖になった学校があった。例年は、新年度が始まるころには患者数が減るが、今夏は底が下がりきらず、秋になって患者が増加している。10月16日~22日の集計では、1定点医療機関当たりの患者が注意報レベルの10人を超えている。
2020—21年シーズンから昨シーズンまで3年間、新型コロナウイルス対策の成果もあり、インフルエンザの流行が抑えられていたことから、今年は感染拡大が速いと、秋口から言われている。せき止め薬の不足も取り沙汰されている。
手洗いや手指消毒、マスクの着用といった基本的な感染予防対策、しっかりと栄養・睡眠を取ることがインフルエンザの予防につながるという。これから寒く、乾燥する冬に向かう。より一層、健康管理が大切だ。
(M)