朝晩は冷え込む日はあるものの、日中は汗ばむ陽気でクーラーが必要なことも。あと２か月でクリスマスとは思えないような気候である。今年の冬はどうやら暖かくなる見通し。暖冬をもたらすエルニーニョ現象によるものという。

 

　南米ペルー沖の海水温度が基準値より高くなる現象で、今年は２度以上の高温が続いており、非常に強いエルニーニョ現象いわゆるスーパーエルニーニョとなる予報。過去に数回しかなく、最近では２０１５年～２０１６年に発生した。

 

　この時はスキー場の雪不足が深刻になり、１２月半ばに尾鷲市で最高気温２５.６度の夏日を記録。このほかにも紅葉やサクラの開花が遅れたり、低気圧が発生しやすくなり急な嵐や大雪になったりすることもあるという。世界規模の異常気象なので、干ばつによる小麦の価格高騰など、今後私たちの生活に影響を及ぼす可能性もある。

 

　暖冬は、寒がりにとっては少しありがたく感じてしまうが、地球に大きな気候変動が起きているのだと再認識するとともに、それによってもたらされるさまざまな影響に注意が必要である。

 

【織】