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不連続線「広域ごみ処理施設の是非」

 広域ごみ処理施設の規模について検討する委員会が紀北町議会に設けられることになった。他の市町からすれば組合で参加する時に議論すべきだが、紀北町議会は元々意見が割れており、もう一度意見をまとめる必要があったと理解している。
 
 施設の規模、反対する周辺事業者への対応、環境への懸念など、建設地である尾鷲市以上に慎重な姿勢を示すことが腑に落ちなかったが、「RDFは処理費用がかからない夢の施設だと聞いて導入した。負の遺産を繰り返してはならない」という意見を聞いて、少し納得するところがあった。
 
 広域化によるコスト削減と環境負荷の低減を訴える執行部の論理は単純明快で、RDFがしばらく使えるとしても、その先を考えなければならない。仮に折り合いがつかず組合を脱退して逆にコストがかさむ結果になれば、それこそ「負の遺産を招いた」と言われかねない。
 
 議会の本分は町民の利益を最大化するために議論を尽くすことにあり、その結果は町の今後を左右する。議論の行方を見守りたい。
 
(R)

      10月19日の記事

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