児童虐待防止啓発や物販
ハーレーダビッドソンの愛好家の祭典「第31回VIBES MEETING」(バイブスミーティング)が11月3日(金)から5日(日)、尾鷲市松泉町の中部電力尾鷲三田火力発電所跡地で行われる。三重県内では初めての開催。主催でハーレーダビッドソンバイカーズマガジン『VIBES』を発行する有限会社源の只野利浩代表は「一般の人も入場して楽しめるイベント」と来場を呼び掛けている。
▽4日
イベントは3日正午から5日正午まで。全国各地から愛好家らが集まりキャンプをして交流を楽しむ。ハーレーが延べ約5000台、車で来場する人も含めて延べ1万人程度の来訪が見込まれている。
3日は午後6時30分から9時ごろまで、4日(土)は午後5時から9時30分ごろまで、メインステージでライブイベントがある。3日はライブ終了後、2分程度花火を打ち上げる計画。また、4日午前10時からはサブステージでフラダンス、ソーラン踊り、尾鷲の子どもたちによる踊りなどを行う。また、午後6時30分ごろから75発の花火を打ち上げる。
主催者側がライダーや愛好家向けの物販ブースを設けるほか、「おわせマルシェエリア」では尾鷲市の事業者を中心に70あまりのブースで軽食や特産品などの販売を行う。赤福も限定商品を売る。
一般の来場者は無料入場できる。中電の正面入り口から入る。入り口付近でスタッフが声掛けを行い、参加者と分けて駐車場に誘導することになっている。事故防止のため、出口は南門となっている。
児童虐待防止の啓発活動に力を入れていて、本部横にブースを設置し、オレンジリボンや通報番号「189」(いちはやく)の啓発を行う。サイドカー付きバイクに親子連れに乗って写真を撮ってもらえるようにする。
中心となって取り組んでいる西本光春さんは「20年ほど前から続けている。バイクで移動する時、家の周りだけでも気にしてほしい、とバイカーに呼び掛けてきた。虐待される子どもが一人でも少なくなれば価値があると思って取り組んでいる」と思いを語る。只野代表は「自分の子どもだけでなく、他の子どもにも目を配れる大人を増やす活動。『189番』を知ってくれる人が一人でも増えれば」と話した。
只野代表によると、一般来場者をこれだけの規模で受け入れるケースは過去にないという。「日本一のハーレーイベント。全国から走ってくるバイカーと触れ合う機会にしてほしい。お店も、普段は見ない商品がたくさん並ぶので楽しめると思う。バイカーにとっても、地元のお店は楽しみ」と話していた。
メインステージ出演者は下記の通り。
▽3日
- THE MIDDLES
- MIGHTY FILTER
- CJ
- THE HARDBOPS
- MMS R&R ENGINEERING
▽4日
- はたけやま裕&ガッツ
- 尾鷲節保存会こども太鼓&ロックジャム
- THE CHOPPERS
- THE SONS
- 水口晴幸
- HASH BALL