津波浸水域に整備することとなり、反対意見も根強い尾鷲市の新野球場。当初、旧火力発電所敷地内に避難所を兼ねた築山を作る計画だったが断念。津波浸水域外に逃げることを前提に検討が進む。市議会議員らが歩いて確認したところ、一応、津波が来るまでに矢浜保育園のところまで逃げられそう、ということになっている。もっとも、高齢者、小さな子どもを連れた人が大丈夫かは定かではない。
前提として、JR跨線橋が落橋しないことがあるが、耐震化あるいは落橋防止対策は取られていないよう。9月議会でも明確に「対応済み」との回答がなかった。議会での説明では、橋梁長寿命化計画に沿った対応がされるとの回答だったと理解したが、少なくとも野球場が使われるようになるまでに「安全」もしくは「対策済み」になっていないといけない。
旧矢浜保育園敷地に津波避難タワーを造る計画がある。住民にとって近々に必要な施設ではあるが、発電所敷地内の各種施設の避難対策と連携したものにしなければならない。
(M)