皆さんが物価高騰を肌で感じる瞬間はどんな時だろうか。私は牛丼屋の価格である。
コロナ禍やロシアによるウクライナ侵略などの影響で、物価高騰が著しい。生活の中で価格上昇に直面すると、より身近な問題として感じる。
私が牛丼屋「S家」に通い出したのは今から8年前、大学1年生の時であった。バイト先の隣にありよく利用していた。以前は、牛丼並盛は1杯290円ほどだったが、今は1杯400円である。牛丼・豚汁・卵のセットはたしか550円くらいだったと記憶しているが、今は650円。牛丼並盛のランチメニューは牛丼・みそ汁・サラダ・卵で500円だったのが、最近、卵がなくなり550円になった。
それでもその値段なので企業努力には恐れ入るが、以前から比べると材料費や輸送コストの上昇がじわじわと影響を及ぼしていることと思う。世界各国の外国為替レートや物価水準を割り出す指標として「ビッグマック指数」があるが、日本という単一国の物価変動は「牛丼指数」で体感している。人によって「卵指数」「ガソリン指数」などさまざまあることだろう。
【稜】