テーマごとに解説
新宮市は10月20日(金)まで、市役所1階ギャラリーで、認知症に関するパネル展示を行っている。10のパネルで認知症に関するさまざまな情報を発信し、市民に啓発する。
国際アルツハイマー病協会(ADI)と世界保健機関(WHO)は平成6年に、9月21日を「世界アルツハイマーデー」と制定。アルツハイマー病などに関する認識を高め、世界中の患者と家族に援助と希望をもたらすことを目的として活動が始まった。また9月を「世界アルツハイマー月間」と定め、認知症の啓発のため世界中でさまざまな取り組みが行われている。これを機に新宮市でもパネル展を実施。
展示では、世界アルツハイマーデーの説明や認知症とはどんな病気か、単なる物忘れとの違い、認知症早期発見の目安、自分でできる認知症の気づきチェックリスト、認知症になりにくい生活習慣など、テーマごとにパネルで説明している。また、新宮市で行っている認知症に係る事業や、相談窓口(高齢者相談センター、電話0735-23-3306)も紹介。
「認知症になりにくい?地中海食!?」では、地中海沿岸の国の人が食べている伝統的な料理に共通する特徴が認知症予防に有効な食事ともいわれていることを紹介。さまざまな食品を含むバランスの良い食生活を心がけることが予防になるとしている。
会場にはアンケート用紙も設置しており、市はアンケートへの回答をお願いしている。