「2023熊野芸術セミナー・小中学生による『熊野』を描こう絵画作品展」の審査会が8日、新宮市下本町の丹鶴ホールで開かれた。
同展は、西村伊作顕彰事業の熊野芸術セミナー関連事業として、毎年実施している。串本町~熊野市の小中学校を対象に「熊野」をテーマにした自由な作品を募集。今回は、小学校から123点、中学校から63点の応募があった。
審査は、熊野芸術セミナー実行委員会の清水雅昭委員長と平田勝男委員(ともに熊野美術協会)の2人が務めた。学年ごとに作品を1点ずつ吟味し、一次審査としてある程度の枚数を選んだあと、さらにこれらを並べた二次審査で特選と入選を慎重に決めた。
清水委員長は「今年の小学校の作品を見ると、低学年は楽しく描かれている明るい絵が多く、楽しさやうれしさが正直に伝わる作品が多かった。高学年になるにつれて、子どもたちの技術的に自分の世界観などを持っているのが分かり、それらを踏まえて選んだ」と話した。
また、この日は熊野芸術セミナー参加者の作品審査も行い、47点の中から特選、入選を決めた。
なお、入賞作品は9月30日(土)と10月1日(日)の午前10時~午後4時に丹鶴ホールで展示するほか、特選作品については、10月22日(日)~28日(土)に東京都江東区の青洲白川のギャラリー「コピス」で展示予定。
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入賞者は次の皆さん。敬称略。
■小中学生の部
【特選】
田中あおと(勝浦小2)
中ねよう太(勝浦小2)
長のはると(勝浦小2)
石井 希寧(那智中1)
田中 瑞季(光洋中2)
田中 琴葉(緑丘中2)
東 美緒(矢渕中3)
石井沙耶佳(那智中3)
【入選】
和田 夏音(勝浦小1)
おく田さわ(勝浦小2)
井戸そうた(勝浦小2)
川口 統士(神倉小3)
角 望萌(勝浦小3)
平瀬 心彩(神倉小4)
瀧本 心唯(宇久井小4)
北 美空(三輪崎小5)
関 寿明(王子ヶ浜小6)
並川 摘香(三輪崎小6)
石田 葵彩(宇久井中2)
■セミナーの部
【特選】
温水起美好(新宮市)
船佐古敏美(御浜町)
松尾 弥法(新宮市)
【入選】
岩口 智子(新宮市)
正木 義子(新宮市)
山門 佳子(那智勝浦町)
和田 千明(太地町)