紀北町の燈籠祭は大にぎわいだった。終了後、北出陽介実行委員長が「思った以上の人出でうれしい悲鳴」と話していたが、過去最多ではないかと感じるくらいの人ごみだった。少なくとも、自分が取材した中では最も多い。
夕方5時過ぎに、紀伊長島インターチェンジ付近で渋滞となっており、終了後、ジュースを売っている知り合いの露天商は「花火の前に売り切れた」と話していた。花火が終わった早々に片付けていた店もあり、売り切れになった店も多かったのでは。
人出が増えたのは、昨年に花火の写真が大きな話題になった、新型コロナウイルス感染症の位置づけが季節性インフルエンザと同様となり気兼ねなく地域外のイベントに行けるようになった、東紀州地域で夏休み最初のビッグイベントである、雨の降る心配をしなくてすんだ、などが要因とみられる。
客が大幅に増えると、拠点からの送迎や簡易トイレ、ごみ回収などが課題になる。イベントが今後も盛況になるよう、実行委員会と行政がうまく連携してもらいたい。
(M)