「熊野誌」新刊に合わせ
新宮市立図書館と熊野地方史研究会で発行する、熊野にまつわる投稿文を掲載する雑誌「熊野誌」の新刊、第66号の発売に合わせ、同館で11日から7月4日(火)まで、本や資料の展示「熊野ゆかりの人々」が行われている。
「熊野誌」は、郷土研究を目的として昭和33年に創刊号を発行。令和元年に第65号を発行して以来、今回、4年ぶりの新刊発行となった。第66号は、山崎泰さんの論文「近現代の新宮の人たちに」と「近現代新宮人物索引」「熊野誌総目録(創刊~第65号)」「熊野誌件名目録(創刊~第65号)」が付いた、熊野地方研究に役立つ内容。
展示は、同館常設の、名誉市民をはじめ、主に全国で活躍している、またはしてきた郷土出身の人たちの本を置くコーナー「熊野ゆかりの人々」の拡大版として実施。熊野誌第66号で紹介されている人たちの本を集めており、ほとんどが普段は書庫にあるもの。また、中上健次コーナー近くには、和歌の「睦月(むつき)会」や俳句の「金曜会」などの古い資料、関連する写真パネルなども展示されている。
同館職員は「普段展示できない資料を今回展示しております。関連の本もありますので、このぜひ機会にご覧ください」と伝えている。
▼イベント情報
- 日時
7月4日(火)まで - 場所
新宮市立図書館