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紀南抄「互いの気遣いが交通事故防止に」

 例年4月に実施の「春の全国交通安全運動」は、統一地方選の年にあたるため、1か月ずれて5月11~20日に行われるが、新年度が始まって通園通学に不慣れな新入生が交通社会に仲間入りしており、ドライバーには十分に配慮した運転が求められる。

 先日神倉小で、新宮署による「サイン+サンクス」運動の推進校指定書の交付式があった。横断歩道を渡る時に歩行者がサインとして手を上げるなどして、運転者へ横断する意思を明確に伝えることに加え、停止してくれた運転者に対し「ありがとう(サンクス)」の気持ちを会釈などで伝える運動。

 JAFによる信号機のない横断歩道での車の一時停止率の調査で、和歌山県は昨年度全国ワースト2位だった。ただし、調査は県内2か所であり、個人的な感覚だが、新宮署管内のドライバーの意識は以前に比べ随分高くなっていると感じている。

 当方も毎朝通勤時に通学路を車で通るが、渡り終えた児童生徒たちに会釈されるとうれしい気持ちになる。感謝されて嫌な気分になる人はいない。互いの気遣いが交通事故防止につながる。

【F】

      4月18日の記事

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