夢古道の湯が5月1日から値上げするという。物価高の中、特に光熱水費の値上がりの影響が非常に大きいと思う。入浴客の減につながらないようなサービス向上や工夫が必要だ。
新型コロナウイルス感染症の影響で、いわゆる通常の営業ができない期間が3年近くあった。昨冬に新たな支配人となり、さあこれからという時期。もう少し様子を見られなかったのか、とも思う。
松阪市にあるスーパー銭湯の入浴料は大人が通常700円、土・日曜日と祝日は750円。「高齢者」という枠組みはない。また、回数券は11枚7000円で土・日曜日も利用できる。また、ポイントを貯めれば、無料入浴券やその他の商品と引き換えるサービスを行っている。
今回、回数券の価格も引き上げるが、例えば逆に割引率を高くすればどうか。利用回数が増えたり、「たまに来る人」が回数券を買ってくれれば、営業的に利点があるのではないか。
新規の企画の実施、ツーデーウオークなど市のイベントに合わせた利用客増の取り組みは、これから本格的に始まる段階。運営がうまくいき、物価が落ち着いたのちには「値下げ」ができるように期待したい。
(M)