今年も相野谷小学校で、ピンクシャツデー運動が行われた。児童会が中心となって活動を展開し、学年ごとにさまざまな取り組みを推進。2月最終水曜日のピンクシャツデー当日は、児童と教職員がピンク色の服を着たり小物を身に付けたりして、いじめ反対の意思表示をした。
カナダ発祥の同運動は、ピンク色のシャツを着ていたことでいじめにあった生徒を助けるため、2人の上級生が全校生徒にピンク色の物を身に着けようと呼びかけたことから始まった。SNSなどで爆発的に広がり、今では世界180か国以上でいじめ反対のキャンペーンが行われている。
わが家のメンズたちはというと、ピンク色の服を着るのをまったく平気という子もいれば、恥ずかしくて無理という子もいる。しかし、他人がどのような格好をしていても気にならないという。
キーワードは「多様性」かなと思う。他者との違いを認め合うことが、差別やいじめ、ひいては戦争の根絶にもつながっていく。「本来は、毎日がピンクシャツデー」と運動創始者は語っている。本当にその通りだと思う。ピンクのシャツはきっかけなのである。
【織】