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紀南抄「早速イチゴを食す」

 クリスマスを前に早くもイチゴが出回り始め、早速無人市場で購入した。まだ出始めなのでさっぱりフレッシュな味わいだが、大粒のイチゴをおいしくいただいた。イチゴは露地物が5月ぐらいまで食べられるので、実質1年の半分以上味わえるフルーツといえる。そのまま食べてもよし。スイーツやジュースに加工してもよし。それだけ人気の果物で、需要が高いということだろう。

 近年は国内でも冷涼な地域を中心に、夏から秋にかけて収穫が可能な「夏秋イチゴ」の栽培が広がっているという。このままいけば、1年中食べられる果物になるかもしれない。

 厳密に言えば、イチゴは果物ではないのだろうが、もはやフルーツの代表選手と言っても過言ではないだろう。ケーキ屋さんのショーウインドーでも堂々と主役をはっている。

 最近、歳をとったせいか、やたらと果物を食べたくなる。体がビタミンを欲しているのか。スーパーには季節の果物が並んでいるが、結構いいお値段がするので、気軽にカゴに入れることはできない。家族の多い庶民にとってはぜいたく品である。結局、バナナを手に取るのである。

【織】

      11月26日の記事

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