言葉が織り成す書の世界
和田眞遠さんの書道展
和田眞遠さんの書道展
和田眞遠さん(70)による個展「‒書‒風丰(ふうぼう)展(小品)」が9月3日(土)まで「くまの茶房」で開催されている。熟練の筆使いで描くように書かれた数々の印象的な言葉が、さまざまな額や和紙・木・石などの素材の中に配置され、表現の深い味わいを醸し出している。
和田さんは、幼稚園のころに筆を持ってから現在まで書の道を歩んできた。教師として新宮高校、新翔高校、旧古座高校で書道を教え、定年後は新翔高校で8年間常勤講師を勤めた後に、現在も非常勤講師として教鞭を執っている。
大学時代は漢文を専攻、書でも漢文の作品を多く制作している。和田さんは「言葉選び、題材選びが一番楽しい。古文書を引っ張り出してきて、『この文字がこの額にいかに合うか』などと考えている」と語る。
個展は数十年ぶりという。過去の未発表作品や新作など29点を展示。作品は来場者にプレゼントしており、期間中、一人一作品まで応募できる。希望が重なった場合は抽選となり、当選者にははがきを送る(9月末までに同店で作品と引き換える)。
和田さんは「見てもらって、気に入ったところがあれば持って帰ってもらえたら。お部屋に合うものを探してください。気軽に見てもらいたいです」と伝えている。
TEL0735-21-1761
新宮市井の沢10-7
営業時間/9時~19時
定休日/月曜日、第1・3・5日曜日
今月は8/13(土)・14(日)も休業
新宮市井の沢10-7
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