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不連続線「夏祭りの判断が分かれる」

紀北町の夏の3大イベントのうち、きほく燈籠祭は3年ぶりに開催し、ほか2つの中止が決まった。イベントの趣旨や客層は異なるものの、いずれも判断は難しい。

 燈籠祭は昨年供養花火を実施しており、実行委員会の士気の高さをあらためて感じる。長島地区では年末港市を実施しており、毎月の港市も感染状況を見極めながら開いている。地区として積極的な姿勢がみえる。

 七夕物語は悪天候とコロナで5年連続中止となり、実行委員会として苦しい状況が続く。闇夜に光り輝く銚子川は美しく幻想的で、今年もあのすばらしい光景が見られないのは残念だが、地元住民の協力があってこそ開催できる企画であり、コロナ禍の中での開催が難しいのは理解できる。七夕の性質上、梅雨明け前の7月上旬から延期し辛いという事情もあり、アフターコロナを見据えて企画のコンセプトを見直すのも一つの考えでは。

 夏祭りKODOは通常開催を見送ったものの、地元住民向けの企画を検討中で、その心意気はすばらしい。コロナ禍の中ではあるが、「どうにかできないか」「何かできないか」と考えることが、今後のイベントの継続や地域の発展につながる。

(R)

      6月 1日の記事

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