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不連続線「鍋の季節へ」

 寒い季節は鍋料理をする機会が多くなる。体が温まることに加え、湿度の上昇で暖かく感じる。そんな鍋料理で重宝するのがカセットこんろだが、使用中に発火したり、爆発するなど思わぬ事故が発生している。

 発火の原因の一つは、カセットボンベが正しく装着されていないこと。カセットボンベは切込み凹部をカセットこんろのボンベ受けガイド凸部に合わせて正しくセットすること。誤った装着はガス漏れや火災の原因になる。

 ガス漏れだけではなく、熱による事故も。五徳を収納したままフライパンを使い、こんろとフライパンが接触状態で加熱され、こんろ全体が過熱してカセットボンベが破裂するといった事故も発生。この手の事故は、こんろを覆うような鍋や鉄板を使った場合、石綿やセラミック付魚焼き器や焼き網、陶板プレートなどの蓄熱性のある調理器具を使った場合にも発生する恐れがある。

 このほか、古いカセットこんろはガス漏れなどの事故が発生する危険性があり、10年を目安に買い替えを検討するよう業界団体では呼び掛けている。分かり切ったことでも気をつけないと、せっかくの楽しい団らんも台無しになる。

(J)

      10月25日の記事

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