環境省近畿地方環境事務所は11月28日(日)、新宮市三輪崎の孔島(くしま)と鈴島で、「吉野熊野国立公園孔島・鈴島自然観察会~ジオサイトと三輪崎の古式捕鯨について~」を開催する。
同イベントは吉野熊野国立公園や南紀熊野ジオパーク、日本遺産「鯨とともに生きる」の一角をなす「孔島・鈴島」で、特徴あるジオサイトや古式捕鯨の歴史、また豊かな暖地性海浜植物など黒潮の恵みを受けて育まれた自然を顧みることにより国立公園の沿岸部の環境について興味関心を高めることを目的としている。
午前中は鈴島でジオ探検として傾斜不整合やヤッコカンザシの群生跡、ノジュールの観察。午後は孔島で古式捕鯨と三輪崎の歴史をたどる歴史探訪を行う。講師は南紀熊野ジオパークセンター研究員の福村成哉さんと地元ガイドの松嶋勝美さん。
開催時間は午前10時から午後2時まで。雨天の場合は12月5日(日)に延期。申し込み期限は11月25日(木)で定員(先着20人)になり次第終了。集合地点は三輪崎漁港交流施設。参加対象は小学4年生以上(小学生は保護者同伴)。参加費は100円(保険代+資料代)。必要な持ち物は「昼食」「野外活動用の服装」「マスク」「水筒」「雨対策用品」など。なお、新型コロナウイルス対策としてマスクの着用や体調不良の場合は参加を控えることを呼び掛けている。
問い合わせ・申し込みは、環境省宇久井ビジターセンター(電話0735-54-2510)。