先日、小学校の春の遠足があった。遠足といえばおやつが楽しみのひとつ。前日にお菓子を買いに行ったのだが、いくらまでという具体的な金額設定がなかったため、私が適当に選んで購入。その中から、各自好きなお菓子を持って出かけていった。
私が子どものころは、いつもより多くのお菓子が買えるのがうれしくて、バリエーション豊かなチョイスをお菓子売り場で試行錯誤したものだった。遠足あるあるの「バナナはおやつに入りますか?」という定番のフレーズがあるが、半分冗談だとしても、バナナがおやつにカウントされると金額の配分がかなり変わってくるため、子どもにとって大問題だった。
金額の上限がなくなると、食べきれないほど多くのお菓子を持ってくる子がいるかもという心配があるが、今の子どもたちにとってお菓子は日常にありふれたものであり、遠足の特別感はないのかもしれない。現に、厳選して持って行った我が子も残して帰ってきた。アレルギーなどの問題で交換禁止という学校もあるらしい。遠足のおやつ事情も、時代とともに変わってきているようだ。
【織】