「注文したサイトに記載の電話番号にかけたら模倣サイトだと言われた」「何度決済しても受け付けられないと思ったら複数回注文になっていて解約もできない」「ソファを注文したのにマフラーが届いた」…。
有名メーカーのWebサイトに非常によく似た作りで、正規サイトの価格よりかなり安く商品を販売する模倣サイトによるトラブルが増えている。
国民生活センター越境消費者センターに寄せられた模倣品トラブルに関する相談件数を見ると、昨年度は693件で前年より148件減っているが、本年度は8月末で378件、昨年同期に比べて140件の増となっており、海外の悪質事業者の可能性が高いという。
あまりにも安い場合は購入を控える方が無難だが、同センターはチェックポイントとして、事業者への連絡方法が問い合わせフォームやフリーメールだけになっていないか。決済がスムーズにいかず、何度も入力させられないか。インターネット上の当該サイトに関するトラブル情報を確認する。購入前に問い合わせを行い、返信内容等を確認するなどを挙げている。
安さは魅力だが、〝銭失い〟にならないように注意が必要である。
(J)