来年秋に和歌山県内全域で開かれる「紀の国わかやま文化祭2021(国民文化祭)」のPR活動として、県の広報キャラバン隊が紀南新聞社を訪れた。隊長を務めるのは、県在住の兄弟お笑いコンビ「すみたに」の角谷匡俊さん(兄)と佳洋さん(弟)。2人は8月から、県内に文化祭ポスターを2021枚張る「ポスター2021プロジェクト」を実施中で、約2か月で600枚を張り終えたという。新宮市内でも商店街を中心にまわり多くの店舗で協力を得たといい、2人は「県民一体となって盛り上げていきたい」と話している。
2015年の紀の国わかやま国体・大会は記憶に新しい。全国から各競技のトップアスリートが集結し、レベルの高い試合が繰り広げられた。来年の国民文化祭はこれの「文化版」で、さまざまな分野の日本最高峰の作品が鑑賞できる機会。もともと多くの著名な文化人を輩出している和歌山県だが、国民文化祭を機会に県内の文化がますます光り輝くことに期待を寄せている。
一方で、全国各地からの来場者による経済効果にも期待。1年後、新型コロナウイルスが終息していることを願いながら。
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