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不連続線「SNSの危うさ」

 時代が変われば環境や生活習慣が変わってくる。子どもの教育を考える上で、ひと昔前と最も異なる点はスマートフォンの存在だろう。電話やSNSで簡単に連絡を取り合える環境ならではの危険も少なくない。
 
 中でも、SNSは気軽に発信ができるからこそ、誤った情報を流してしまったり、誰かを傷つけるような文章を書き込んでしまうことがあり得る。場所や世代を超えて活発な議論ができるのは素晴らしいことだが、その一方で「炎上」という言葉を毎日のように目にするようになった気がする。
 
 県教育委員会はSNSでいじめや不適切な書き込みを投稿できるアプリ「ネットみえ~る」を運用している。問題があると思うものをスクリーンショットで撮り、その画像や被害につながる情報を投稿するもので、学校や市町の教育委員会、警察などと連携して、書き込みの削除や関係者への指導、子どもたちの心のケアを行う仕組み。
 
 言葉の暴力は、被害に遭った子はもちろん、そんなつもりではなかったのに、加害者になってしまった子も心に傷を負う。必要以上に制限を掛けるのは望ましくないが、社会全体で目配りしていく体制は必要不可欠だ。
 
(R)

      9月16日の記事

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