新型コロナウイルス関連のニュースが多く、何か明るい話題はないものかと探しているが、自粛ムードの空気が予想以上に重いため、こちらが思い描くような取材ができていない。人々の生活はもろに新型コロナの影響を受けている状況だが、自然界はいつも通りの時間が流れている。
暖冬のためサクラの開花も例年より早い。日本気象協会によると、和歌山市で今月21日、津市で24日の開花を予想。いずれも平年に比べ5~6日早い。今月下旬には早くも満開を迎えそうだ。一昨年、100年ぶりの新種として話題を集めた紀伊半島南部にある「クマノザクラ」は、開花予想の対象となるソメイヨシノに比べて開花が早く、各地ですでに見頃を迎えている。
本来であれば、これから花見でにぎわうところだが、これも自粛傾向になってしまうのか。それぞれの判断になるだろうが、知人の一人は、例年開いている宴をあきらめると話していた。感染リスクというより、この時期に盛り上がることへの抵抗感があるとのこと。一日も早く、いつもの日常になってもらいたい。
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