紀宝町立矢渕中学校の野球部出身者が大型連休中の5月3日、深田グラウンドで交流試合を開催しようと準備を進めている。参加人数に制限を設けておらず実行委員会では、幅広い世代からの参加を呼び掛けており、大いに盛り上がる試合になるだろう。中学や高校の部活動の思い出は色あせることなく、同志が集まれば昔話に花が咲くもの。今回のような企画は有意義で、今後ほかの学校にも広がればと思う。
当日は野球を楽しむのはもちろんだが、新たな出会いも生まれて、ビジネスチャンスにつながる可能性もある。企画した実行委員会はそうした波及効果の狙いもある。「先輩が後輩を思いやる」「後輩が先輩に相談する」という部活動の“縦の関係”をうまく使い、この機会に自分の人生をプラスに持っていってもらいたい、と話していた。
当日の試合では、甲子園経験者が現役さながらのバッティングを見せるのか、ベテラン勢のファインプレーや珍プレーが生まれるのか、興味はつきない。実行委は「ヤジは楽しいものをお願いします」と伝えている。
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